求人情報 ご相談フォーム LINE公式アカウント LINE公式アカウント

インタビュー
DIY精神で新たな「楽しさ」に挑戦する。「攻める」老舗を目指して

株式会社パイオニア

今回お話を伺うのは、株式会社パイオニアの採用担当で総務部課長の加藤様です。
遊技機好きなら誰もが一度は目にしたことのある、あの「ハイビスカス」が生まれた秘密や、今後の展望についてご紹介いただきました。
(公開日:2024年9月18日)

お話を聞いた人
総務部 課長 加藤様
岐阜県 出身
前職からデザイナーとして2004年にパイオニアに入社。開発部でデザイン課に配属後、販促の部門を経て総務部に移動。総務部では人材採用も担当。
インタビュアー
佐藤 輝幸
さんななキャリアエージェント
1988年生まれのAB型。福島県出身、IT系専門学校卒業。
趣味はゲームやアニメ、ライブなどのサブカル。パチスロやパチンコは版権モノが好き。最近は健康を意識し運動にも励んでいる。焼き魚が大好き。
「沖スロ」といえば!の老舗

まずはパイオニアの事業内容についてご紹介ください。

加藤様:パイオニアは、スロットマシンの企画・開発・製造・販売を専門に行う会社です。
全ての工程を内製化し、完全な一貫生産体制を実現しています。

遊技機開発始めた経緯を教えてください。

加藤様:1970年代初めの創業当初は大阪市内の喫茶店に「インベーターゲーム」と呼ばれるテーブルゲームや麻雀ゲームなどを販売する事業を主軸をとしていました。
その中でアップライト式のスロットマシンも取り扱っていたつながりから、遊技機開発に携わることになっていきました。

現在の会社の規模感を教えていただけますか。

加藤様:本社は創業の地である、大阪にあります。
大阪府内に4拠点あり、管理部門が入る本社兼ショールーム、プロモーションや広報が入る「ナレッジセンター」、開発部門が入る「技術開発研究所」、製造した製品を出荷管理する「物流センター」があります。
福利厚生の一貫として、ナレッジセンターにはフィットネスジムや、ダイニングバーも用意し、健康促進や社員同士のコミュニケーションの場を用意しております。
生産工場は佐賀工場と、2004年より生産拡大を目的として2004年に淡路工場を新設しました。

開発部門は東京にもあると伺いましたが、部門構成について教えてください。

加藤様:約200名の社員のうち、開発部門としては大阪に34名、東京に9名が在籍しています。
大阪と東京で分かれてチームを組むことを基本とし、機種ごとに担当チームを決めて開発に取り組んでいます。

  • ナレッジセンターにあるラウンジ 食事会や社員の歓送迎会等で多くの社員が利用します。カラオケ設備も有り、お酒も自由に飲める憩いのスペースとして活用。
  • ナレッジセンターあるフィットネス シャワールーム完備で仕事終わりにトレーニングをするスペース。社員の健康促進にも役立ている。
遊びを楽しみ、クリエイトする会社

パイオニアの経営理念を教えてください。

加藤様:「情熱」・「無限の想像力」・「行動力」という3つの理念を融合させ、ユーザーに「楽しみ」を提供することを、当社の使命としています。
「面白い」、「楽しい」と思っていただける遊技機の創造には欠かすことのできない考え方で、時代と共に変化するニーズに応えながら、遊技機を世に送り出しています。

社風や社員の働く雰囲気は、どのように感じられていますでしょうか?

加藤様:パイオニアの特徴的な社風と言えるのが、社員に根付く「DIY精神」です。
「新しいことを始めたい」と思ったときや、「これがあるといいな」と思ったときも、すぐに「外注へ依頼」という選択肢をとりません。
「まずは自分たちでやってみる」、「やれることは、自分たちでやる」というDIY精神がある社風で、皆で試行錯誤を繰り返しながら成長しています。
職種ごとにチームでまとまって動いていることが多いので、1人ひとりが担当することのできる領域は、広いのではないかと思います。
「縦割りで作業をする」のではなく、「みんなで1つの作品に取り組む」というイメージで、仕事をしています。

今では当たり前!「ハイビスカス」の秘密

「パイオニア」と聞くと、やはり「沖スロの老舗」という印象をお持ちの方が多いと思います。そのあたりも含めて、会社の特徴を教えてください。

加藤様:1997年に初代「シオサイ-30」をリリースしましたが、この機種に「ハイビスカスが光ればボーナス」というボーナス告知演出を搭載しました。
ハイビスカスが告知デザインとして採用されたのは、いくつかの候補の中から「印象に残りやすそう」という理由です。

確かに、赤というカラーリングも目立ちやすいですし、ハイビスカスが光るという分かりやすい演出はユーザーにも分かりやすいですよね。

加藤様:「ハイビスカス=沖スロの定番演出」と認識していただけるようになり、その後2001年に販売を開始したハナハナシリーズでも、機種によって多少の大きさの違いはありますが、ハイビスカスのデザインは継承しています。
本社の社屋外壁にもハイビスカスが描かれていますが、当社として非常に大切にしているデザインとなっております。

明るく元気でフレンドリー。引き継がれる挑戦マインド

次に、加藤様の入社の経緯なども少しお伺いします。加藤様がパイオニアと出会ったのは、どのようなご縁からだったのでしょうか。

加藤様:2004年にパイオニアに入社する前までは、プロダクトデザイナーとしてテレビなどのデザイン業務に従事していました。
前職は現職のパイオニアからのデザイン案件を受注しており、その縁もあって、パイオニアから一緒にやらないかという誘いを受け転職するに至りました。

入社から現在まで、どのような業務をされてきたのでしょうか

加藤様:前職の経験を活かして筐体などのプロダクトデザインを担いながら、リールやパネルなどのグラフィックデザインも任されていました。
入社当時は淡路工場にも開発部を設置する動きがありましたので、入社から2年ほどは淡路で勤務していました。
その後、大阪の開発部門に異動して、2016年まで開発に携わっていました。
2016年からは事業推進部に異動し、現在は総務部で勤務しています。

これほど多数の部署を経験されているというのは、社内でも珍しいのではないでしょうか。

加藤様:そうですね、いろいろな部署を経験しているのは私が特例で、異動することは少ない会社です。
様々な部署を経験して個人的に良かったと感じることは、淡路、大阪の開発部門(技術開発研究所)、事業推進部(ナレッジセンター)、総務部(本社)と4拠点を渡り歩いてきたので社内に知り合いも多く、いま在籍している総務部も沢山の社員に会うことができるので、日々充実しています。

入社される前から、遊技機はお好きだったのでしょうか。

加藤様:いえ、私は全く遊技機で遊んだ経験がありませんでした。
前職でパイオニアからの受注があったことをきっかけに、当時の先輩に誘われて初めてホールに足を運んだくらいです。
当時も今も、沖スロは沖縄や中部地方には設置台数が多いのですが、関西圏にはあまり設置されていないことが多く、そのあたりについても全く知識はないままに、業界に飛び込んできました。

実際にパイオニアに入社して、当時の雰囲気はどうでしたか。

加藤様:当時は20代の社員が多かったこともあり、30代での転職となった自分は、20代の若いパワーに圧倒されてしまいました。
しかし全員とてもフレンドリーで、積極的に接してくれたこともあり、すぐに打ち解けて仲良くなることができました。

当時から、DIY精神の溢れる会社でしたか。

加藤様:はい、入社してすぐに感じました。
自分達のスキルや経験を活かして道を切り拓こう、チーム全員で知恵を絞って挑戦しよう、という活気が溢れており、今もそのマインドは引き継がれていると感じています。

  • 定番演出となったハイビスカス パイオニアのシンボルとして人目に触れる名刺の他に備品や看板などにも使用している。
  • ミーティングルームにある機種 来客対応や会社説明会の他、YouTube動画の撮影や新機種のプレゼン等にも使用している。
老舗の挑戦。これからの未来に向けて

今後、パイオニアとしてはどのような道を歩んでいきたいとお考えですか。

加藤様:そうですね、これまで当社としてはシンプルなAタイプの機械を中心に開発してまいりました。
もちろんパイオニアの主軸として沖スロがあることは揺るぎませんが、より幅広いお客様のニーズに応え、より一層楽しんでいただくために、自社の可能性を広げていきたいという考えがあります。
今よりもレベルの高いところを目指したい、新しい挑戦をしてみたいと、チャレンジ精神をもって未来に向かっていきたいと思います。
そのため、今の社内には不足しているノウハウや、技術、経験をお持ちの方に、是非仲間になっていただきたいと考えています。

具体的にはどのような経験をお持ちの方を、積極的に採用していきたいとお考えですか。

加藤様:これまで東京チームには企画・プログラム・申請に携わる社員しかいなかったので、デザインは大阪で担当していました。東京開発にデザイン経験をお持ちの方にご入社いただけると嬉しいです。
大阪チームでは、液晶開発のスキルが不足していますので、液晶開発の経験がある方を積極的に採用していきたいと考えています。
どちらの開発部門も、今のパイオニアには足りない経験やノウハウといったパワーを持っている方と出会い、大きく成長していきたいと思っています。

最後に、この記事をご覧になっている方にメッセージをお願いいたします。

加藤様:パイオニアは設立から52年を迎え、沖スロを通して多くのお客様に「楽しさ」を提供してまいりました。
遊技機業界を取り巻く環境は大きく変化を遂げていますが、ものづくりに自信をもち、守りに入ることなく、攻め続けたいと考えています。
当社の経営理念でもある、『「情熱」を原動力に「無限の創造力」を駆使し、「行動力」のある人』と共に、「ここからがチャンスだ!」という気持ちで、「あのパイオニアがこんな台を!?」と思っていただけるような挑戦を続けていきたいと思います。

取材後記

今回は株式会社パイオニアの加藤様にお話をお伺いました。
象徴的なハイビスカスの演出で知られるパイオニアは、社風としてDIY精神が根付いていて、社員一人ひとりが広い裁量を持ち、自分のアイデアを形にすることができる環境も整っているようにお話から感じました。社内にはフィットネスジムやダイニングバーがあり、リフレッシュしながら働けるスペースも充実していることも働きやすさのポイントだと思います。
パイオニアでの働き方に興味を持たれましたら、お仕事の紹介も含め詳しいお話をさせていただきますのでご相談ください。
以上、さんななキャリアの佐藤でした。

Share

ご相談はこちら

転職活動はプロにご相談ください!

ご相談、お仕事のご紹介、
転職サポートはすべて無料です!

無理に転職を迫ることもありませんので
まずはお気軽にご相談ください。
無料

簡単なプロフィールを入力して30秒で完了

相談依頼をする