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こんにちは。遊技機開発専門の人材紹介会社「株式会社さんななキャリア」代表の佐々木です。
今回はコラム的な記事です。コラムとは評論という意味です。よって、佐々木の考えに偏っている内容になります。予めご了承ください。
求職者様からいただく質問で昨年から増加したのは、「コロナで遊技機業界の求人はどうなっていますか?」という内容。
肌感で2人に1人ぐらいの割合で聞かれるように思います。
弊社にご相談いただく求職者様はほとんどが遊技機業界の方々ですから、皆さまが現場で感じている変化があるからこそのご質問なんだろうと思います。
弊社では求人数を公開していることもあり、ここ3年以内のピーク時よりもコロナによって3割ぐらい減っていることをお伝えすると、「やっぱりそうですよね」と言われます。
少しの加減ですと求人の変化は開発現場から分かりづらいかもしれませんが、今回は、規則改正や受注状況の変化、SISの数字など、開発現場で感じ取れる要素が多いのでしょう。
遊技機開発の業界は大変狭い業界ですから、組織単位での開発環境の変化は業界の環境変化と相関性が高いと思います。
「開発案件が少なくなれば求人が減る」と言っても過言ではないですね。
過去にも2017年年末頃の規則改正の時期もそうでした。
ちなみに「風が吹けば桶屋が儲かる」と言いますが、開発案件が少なくなると転職する人が増えてさんななキャリアさんは儲かるよね、と言われることも少なくないですが、真逆です。
我々は求人があってこその仕事なので、「風が吹けば桶屋が儲かる」ではなく、「風が吹いても桶屋は儲かりません」です。
横道にそれましたが、コロナで求人は減少したのは昨年7月頃、それ以降は大きな変化はなく推移しています。
しかしながら、質という面では変わってきているかもしれません。
企業様によって求人温度感の高低がはっきりしてきたように思います。
勘違いしないでいただきたいのは、温度感が低い=カラ求人ではないということです。(カラ求人とは、実際は募集していないのに公開されている求人のことを言います)
それではどんな高低かというと、募集人数と時期かと思います。
特定職種の募集人数が1人ではなく5人であったり、これまでは通年採用していたけれども10月までに採用したい・3ヶ月以内に採用したいといったような感じです。
募集人数が多いのは開発ラインの本数が多いからでしょうし、時期が決まっているということは案件が動き出す時期が決まっていて、それまでに採用できなければ外注で対応する、という経営判断をしているんですね。
このように求人の合計数は減っていても、求人の温度感にメリハリがあるということは、開発案件の流れに偏りがあるのでしょう。
遊技機メーカー様と協力会社様とでも状況が違いますが、やはり業態によってメリハリがあるのも確かです。
このあたりの事情は、2017年年末の状況とは違いますね。
ただ、遊技機業界は市場環境が好転すると、お祭り騒ぎでもしてるのではないかと思うぐらい、業界全体で盛り上がりますので、早くコロナが収束してそんな時期がきてほしいですね。
今回はここまで。お読みいいただきありがとうございました。
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