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ネガティブな転職理由についての考察

ネガティブな転職理由の何がいけないのか

この記事の担当
  • 佐々木 智浩 (@sasaki_37career)
  • 株式会社さんななキャリア
  • 代表取締役/中小企業診断士

こんにちは。さんななキャリアの佐々木です。

 

 

このところ、ブログで数字のお話が立て続いたので、今回はテキストのみのブログです。

 

 

テーマは「転職理由がネガティブなのはどうなのか」です。

 

 

先日お会いした求職者様から「転職理由がネガティブなんですが」というキーワードが複数回お聞きしました。

 

 

いつぐらいからなのかは不明ですが、「転職理由がネガティブなのはよくない」という認識が転職市場において定説になっています。

 

 

では、なぜネガティブな転職理由が良くないのでしょうか?

 

 

諸説ありますが、主には「選考企業の心象を損なうから」というのが最も多い理由でしょう。

 

 

「そんな理由で転職するのなら当社でも同様に辞めてしまうかもしれない」「ストレス耐性が備わっていないのではないか」などの心象といったところでしょうか。

 

 

いささか、面接官が抱くこの心象は誤解を招いていると私は考えているのですが、いったんこの印象を持たれてしまうと払拭が難しく不採用になるのは免れません。

 

 

では、こういった印象を抱かれないようにするために、本来の転職理由は伏せておくというのはどうなのかというと、これは議論の余地がなく絶対NGです。

 

 

(※転職理由の歪曲は入社後の即日解雇事由になる恐れがあります)

 

 

遊技機業界は特に狭い業界で、知り合いの知り合いが元同僚である世界です。嘘をつくといつかは知られてしまいます。絶対にやめましょう。

 

 

よって、別の方法を考えなくてはいけませんが、ここではやはり王道の「自己分析」を推奨します。

 

 

誰しもが、朝起きたら急に転職を思い立ち決心するわけではありません。必ず、転職を少しでも意識し始めてから決意するまで時間を要するわけです。

 

 

ここで補足ですが、ネガティブな転職理由が決してダメなわけではありません。正確に言うと、ネガティブな理由はただのきっかけに過ぎず、転職理由ではないのです。

 

 

「あの上司とウマが合わないな」「本当にやりたい仕事じゃなかったんだよな」「残業が多くて辛いな」「給与が安くて生活が苦しいんだよな」など、転職を意識するきっかけは誰にでもあるはずです。

 

 

私の経験上、転職を意識するきっかけがネガティブでなかった人はほとんど皆無です。

 

 

とはいえ、皆がそうだからといって、ここで安心してはいけないのです。

 

 

ここで思考を停止すると、次の職場でも再発してしまいかねません。これは内定を獲得できるできない以前の問題で、自身のあるべき姿を明確にすることが大切です。

 

 

つまりはこの「自身のあるべき姿」が本当の転職理由となるわけです。

 

 

よって、転職を意識するきっかけができたら、もし転職をするとしたら「次の職場で何を実現させたいか」を考察しましょう。

 

 

業種、職種、業務内容、労働条件など。転職を意識するきっかけとなった出来事はあくまでも過去のこと。皆様にこれから待っているのは未来です。

 

 

未来についてじっくりと考え抜くのがこの機会なのです。ここで大事なのは「考える」ではなく「考え抜く」ということです。

 

 

ただこれは容易な作業ではありません。考え思考を整理する時間が必要です。自分自身を良くわかっていないと深掘りするのが難しかったりします。

 

 

そんな時は紙に書き出してみましょう。実際に思っていることを書き出すと整理になります。また、家族や友人、同僚などに壁打ちの相手になってもらうのも良いでしょう。

 

 

もちろん、弊社のエージェントでも結構です。もし弊社にご相談希望でしたら、「壁打ち希望」とご連絡くださいませ。

 

 

最後は宣伝っぽくなってしまいましたが、転職を意識するようなネガティブな理由が芽生えてからが大切です。ぜひじっくり考えてみてください。

 

 

理想は、「転職を意識したきっかけは(ネガティブ)です。転職理由は(次にやりたいこと)です。」と言えるようになること。

 

 

それでは今回はここまで。お読み頂きありがとうございました。

 

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