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転職活動ハウツー

遊技機開発の転職活動で書類選考を通過するための履歴書の書き方とポイント

この記事の担当
  • 佐々木 智浩 (X)
  • 株式会社さんななキャリア
  • 代表取締役/中小企業診断士

履歴書は、自分自身の基本情報を正しく応募先に伝え、大まかな人物像をイメージしてもらうための書類です。

書類選考は履歴書の内容を中心にして通過の可否が判断されるため、履歴書を正確に記入し、採用担当者にアピールする必要があります。

 

そこで今回は、「初めての転職活動で、履歴書の書き方が分からない」、「履歴書を書いてみたけれど、これで合っているのか不安」という方に向けて、履歴書の書き方をご紹介します。

書類選考を突破するための履歴書を書く時に注意するポイントや、採用担当者が気にするポイントを分かりやすく説明するので参考にしてください。

 

 

履歴書を書く前の準備

 

履歴書を作成する過程で最も注意をしたいのは、「記入ミス」です。
例えば履歴書には、資格を取得した年月や資格名を記入する欄がありますが、特に業務でその資格を活用する場合、誤った保有資格情報を記入してしまうと、入社後のトラブルに発展する可能性があります。
職歴や健康状態など、履歴書に記入する項目は、入社後の業務に大きく関係するものが多いです。
履歴書に記入する情報は、必ず正確に記し、書類に不備がないようにしましょう。

転職活動においては、「応募先の採用基準」と「自分の能力や経歴」の合致を伝えることが重要であるとされていますが、採用基準と自分の能力が合致しているかどうかは、履歴書ではなく、職務経歴書でしっかりとアピールすることが重要です。
履歴書では採用基準との一致を説明することは難しいので、履歴書を書く際は、「記入ミスを防ぐこと」に注力してください。

 

 

履歴書の準備

 

転職活動に必要な履歴書は、以下の3タイプから準備します。

・市販の履歴書を使用する
・厚生労働省の推奨テンプレートを使用する
・自分に合った履歴書を用意する

一口に「履歴書」といっても、自己PRや志望動機を記入する欄があったり、自由記述欄が設けられているものなど、さまざまなタイプがあります。
例えば、「転職エージェント経由で応募する場合は、志望動機欄がないものを選ぶ」、「企画系の職種には、趣味欄のある履歴書を準備し、趣味の内容から自分をPRする」というように、フォーマットの選び方にポイントがあります。
転職エージェントに相談し、最適な履歴書のフォーマットを提案してもらうと、安心です。

 

 

手書きかパソコンで作るか

 

履歴書の記入方法は、応募先からの指定がなければ手書きで記入するか、パソコンで作成するかどちらでも可能です。

ただし手書きの場合は、「鉛筆・シャープペンシル・消せるボールペン等の筆記具は使用できない」点と、「修正液や斜線による訂正は認めらない」という点に、注意が必要です。

事前に下書きや見本を作成し、丁寧かつミスのないよう、慎重に記入する手間もかかるので、推敲がしやすいパソコンでの履歴書作成がおすすめです。

 

手書きであってもパソコンであっても、採用担当者は「誤字脱字や不適切な語彙の使用」がないかを、しっかりとチェックしています。

「社会人としての一般常識に乏しい」と判断されると書類審査を通過できない可能性も高まるので、細心の注意を払って作成しましょう。

 

 

 

履歴書の各項目の書き方

 

採用担当者は多くの履歴書を確認する必要があるので、1枚1枚の履歴書を確認できる時間は限られています。

各項目を記入する際は、正確に情報を伝えることができるよう、「内容を端的にまとめること」を意識しましょう。

 

 

基本情報欄の書き方

 

基本情報欄の日付は、提出日または提出日前日の日付を記入します。

郵送で提出する場合は、投函日を記入します。

年齢については、この日付時点での年齢を記入すれば問題ありません。

氏名、住所、電話番号などは、応募企業が連絡する際に使用する情報です。

分かりやすく丁寧な字で、採用担当者が読みやすいように記入しましょう。

履歴書全体を通して、この基本情報欄で記入した「元号」または「西暦」に統一することも重要です。

 

 

学歴・職歴欄の書き方

 

学歴・職歴欄は、まず一行目の中央に「学歴」と記入します。
その次の行から、実際の学歴を記入します。
特に指定がなければ、大学や専門学校が最終学歴の場合は「高等学校卒業」から、高等学校が最終学歴の場合は「高等学校入学」から記入してください。
学校名、学部名、学科名、コース名などは省略せず、正式名称で記入する必要があります。

学歴を記入し終わったら、一行あけた次の行の中央に「職歴」と記入します。
職歴欄は、働いていた期間の長さに関係なく、原則としてこれまでの職歴をすべて記入します。
学歴と同様に、会社名や所属部署は省略せずに正式名称を記入します。
出向や転籍があった場合は、その旨も適宜記入してください。

 

 

免許・資格欄の書き方

 

免許・資格欄では、まず初めに保有している免許を、取得した年月が早いものから順に記入します。
学歴・職歴と同様に、正式名称で正しく記入しますが、特に自動車免許の場合、免許証に記載されている分類名は、略称ですので注意しましょう。
正しい免許の名称を調べ、正確に記入し、1文字分のスペースを空けて「取得」と書き入れましょう。
保有する免許を記入した後は、資格を記入します。
資格は正式名称の後ろに、1文字分スペースを空けて「合格」もしくは「取得」と書いてください。
免許や資格を保有していない場合は、「保有資格なし」などと記入すれば問題ありません。

 

 

志望動機欄の書き方

 

志望動機は、応募先や採用担当者に自分をアピールする上で、最も大切な部分です。
事前に何度も推敲を重ね、欄内の最後の行まで使ってしっかりとアピールしましょう。
志望動機を考える際は、応募先の企業が求める人材や将来のビジョンなどを把握し、自分の経歴や能力をどのように活用できるかを考えて、簡潔で分かりやすい文章で伝える必要があります。
特に、「なぜ競合他社ではないのか」や「自分がどのように貢献できるのか」は、採用担当者が入念にチェックするポイントですので、事前の企業分析や自己分析を通して、記入する内容を検討しましょう。
遊技機開発企業に応募する際は、応募先の求める人材や、将来のビジョンだけではなく、どのような開発実績があるかということも必ず確認しておきましょう。

 

 

趣味・特技欄の書き方

 

趣味や特技は、自分の人物像をイメージしてもらうことのできるアピールポイントです。

人柄や仕事に対する姿勢がイメージできるような趣味や特技を記入することで、採用担当者の印象に残りやすく、選考通過につなげることができます。

文章と箇条書きのどちらで記入しても問題はありませんが、

「趣味:野球(中学校から続けており、週末は草野球チームに参加しています。)」

「特技:英語、中国語(前職で中国に3年滞在した経験があります。)」というように箇条書きスタイルで記入すると、採用担当者の印象に残りやすく、おすすめです。

遊技機開発企業に応募する際に、ぱちんこやパチスロを趣味としている場合は、必ず記載しましょう。応募職種によっては遊技経験が必ず必須というわけではありませんが、提供しているサービスをユーザーとして理解していることは重要なアピールポイントです。

 

 

本人希望欄の書き方

 

履歴書の本人希望欄は、希望する職種や勤務条件に関しての希望など、選考の段階で伝えておきたいことを記載する欄です。
例えば、応募先企業が複数の職種で募集をかけている場合は、「希望職種:システムエンジニア職」のように記入します。
お子様が小さい場合は、「●歳と△歳の子を育てておりますので、急な体調不良などの場合は対応をご相談させていただく可能性があります」と記すとよいでしょう。
特に伝えたいことがない場合は、「貴社の規定に従います」と一言記入してください。

「本人希望欄」という名称ではありますが、都合や理想を一方的に述べる欄ではありません。
希望する年収や管理職ポストについては、記入する必要はないのでご注意ください。

 

 

扶養家族欄の書き方

 

扶養家族は、入社後の社会保険加入手続きや税金の計算に必要になるため、履歴書に記入欄が設けられています。

扶養家族数欄には、被保険者本人を含めずに被扶養者の人数のみを記載しますので、単身世帯である場合、もしくは扶養家族欄に「ただし配偶者を除く」とある場合は、「0人」と記入してください。

3親等以内の同一生計内で同居している家族がいる場合は、その人数を記入します。

 

 

通勤時間帯の書き方

 

履歴書の通勤時間欄には、「自宅から会社までの通勤にかかる所要時間(片道)」を記入します。

公共交通機関を利用している時間だけでなく、自宅から駅まで歩く時間や、会社の最寄り駅から会社までの所要時間も含めて、ドア・トゥ・ドアの所要時間を記入してください。

徒歩や電車などの所要時間は5分単位で四捨五入し、簡潔に表記します。

複数の通勤経路がある場合は、最も所要時間が短い経路を記入しましょう。

 

 

健康状態の書き方

 

持病や既往歴がない場合、健康状態欄には「良好」もしくは「きわめて良好」と記入します。

業務に支障のない風邪や、採用活動期間中に完治する見込みの骨折やケガ、花粉症などの場合も、「良好」と記入して問題ありません。

詳細を記入する必要があるのは、通院に伴い業務を欠席する必要のある持病がある場合や、業務上の配慮が必要な既往歴がある場合です。

採用後の業務に影響があると推測される持病や既往歴は、正確に申告してください。

 

 

証明写真の撮り方

 

厚生労働省の推奨テンプレートや、市販の履歴書の多くは、写真貼付枠を「縦40mm×横30mm」と指定しています。

証明写真は写真館で撮影したものでも、スピード写真のものでも問題はありませんが、手元の履歴書の指定サイズを確認してから、撮影に行きましょう。

背景はブルー、グレー、白が適しており、帽子やサングラスなどを外した状態で撮影します。

写真の有効期限は3ヵ月以内ですので、古い写真を使用しないよう、注意してください。

 

 

用意する封筒と書き方

 

郵送の指定がある場合は封筒を準備します。

封をする前に履歴書の内容に不備がないか必ず確認をしましょう。

封筒は書類に折り目がつかないサイズを選び、定形外で発送してください。

書類に汚れがつかないように、書類はクリアファイルに挟んで封筒に入れることを心がけると良いでしょう。

封筒の表書きは、都道府県を省略したり、(株)などの略称を使ったりすることなく、正式名称で記入してください。

封筒の表面左下には「応募書類在中」、または「●●職応募書類在中」と赤字で記入し、自分の住所や名前は封筒の裏面に書きます。

 

 

 

まとめ

 

履歴書を丁寧に正しく書くことで、社会人としての常識があることを採用担当者に伝えることができます。

さらに自分の人物像や実績・経歴についてアピールすることができれば、書類選考の通過率を高めることが可能です。

「初めての転職活動で、履歴書の書き方に自信がない」、「履歴書を送っても、なかなか選考を通過しない」という場合は、エージェントに相談することは有効です。

特に遊技機業界へ転職をお考えの方はどのような履歴書の書き方が適しているのかを具体的にお話させていただきますので、さんななキャリアまでお気軽にご相談ください。

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