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書類選考通過率のバラツキ

書類選考通過率のバラツキ

この記事の担当
  • 佐々木 智浩 (@sasaki_37career)
  • 株式会社さんななキャリア
  • 代表取締役/中小企業診断士

こんにちは。代表の佐々木です。

 

 

今回は、書類選考通過率のバラツキについて。

 

 

遊技機開発の転職市場は、昨年からのコロナ禍で大きく変化いたしました。

 

 

その中でも大きな変化は、有効求人倍率と書類選考通過率の低下です。

 

 

原因は、遊技機開発の採用企業様の求人数が減少し、採用水準が高まったためです。

 

 

採用水準の高まりは、求められるスキルの高さだけではなく、求められる年齢や年収などの定量的な高さも含みます。

 

 

このように、遊技機開発の転職市場は、コロナ禍前とは変化いたしました。

 

 

そんな中、求職者様によって書類選考通過率がバラついていると感じています。

 

 

そこで、求職者単位の書類選考通過率のバラツキを算出してみました。

 

 

 

 

横軸は期間です。2017年10月から2021年3月までの半年ごとで区切っています。

 

 

縦軸は標準偏差です。求職者様ごとの書類選考通過率を計算し、その書類選考通過率のバラツキとして算出しています。

 

 

標準偏差0は書類選考通過率のバラツキがまったくなく、標準偏差1は書類選考通過率のバラツキが極大であることを指します。

 

 

標準偏差0は全求職者様の書類選考通過率が均一であることを示し、標準偏差1は、書類選考通過率が0%か100%だけにならない限りありえません。

 

 

ここで注目すべき点は、2020年4月から2020年9月にかけて、標準偏差が+0.08ポイント(約1.3倍)である点です。

 

 

書類選考が通過する人は何件も通過するものの、書類選考が通過しない人はなかなか通過しないということを示しています。

 

 

1度目の緊急事態宣言が発令、旧規則機の撤去時期が延期され、遊技機業界が大きく揺れた時期です。

 

 

求人数が3割ほど減少し、書類選考通過率の平均も半減しました。

 

 

その中でも書類選考を通過したのは、特定の求職者様に偏っていました。

 

 

この時期に転職活動を余儀なくされた方は大変な転職活動でした。

 

 

2020年9月から2021年3月に至っては、標準偏差がー0.1ポイント(約0.7倍)となり大きく改善されました。

 

 

これは、書類選考をまったく通過しない人が減ったことを示しています。

 

 

原因は様々考えられますが、求職者様の意識が変化していることが大きいと感じています。

 

 

ほとんどの求職者様が、コロナ禍で転職活動が難航すると覚悟を決めているように思います。採用企業側のニーズに合わせるよう柔軟に対応しようとする方が増えています。

 

 

2度目の緊急事態宣言が明けた今、多くの求職者様が面接に進み、選考の機会が広まることを期待しています。

 

 

今回はここまで。お読み頂きありがとうございました。

 

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